2013年 10月 15日
胸に抱くペンダント
オーダーメイドのジュエリーです。
生後6か月で次男さまをなくされたお客様。
いただいたメールを少しだけ掲載させていただきます。
~それまでNICUで過ごしていたので毎日会えず、抱っこすらあまりしてやれませんでした。
せめてこれからは毎日ずっと一緒にいたい、という願いがあります。~
私共でよろしければ、ぜひ制作させていただきたいと思いました。
直接お話をお伺いしたところ、印象になったのが、
貝殻のようにつつむようなイメージ
やわらかくてまるみのあるカタチ
そこで、全体をできるだけ曲面にして、貝のような、
まるみのある、やさしいフォルムでデザインいたしました。

螺旋を描くようなやわらかなラインです。

直接身に着けることができる「ジュエリー」には、
これまでにも、いろいろな思いや願い、言葉にできない何かが託されてきたのかもしれません。
制作する私たちも、ひとつひとつの作品を丁寧に制作していきたいと、あらためて思います。

PENDANT
ペンダント
静岡県 S 様
K18YG イエローゴールド
これまでにも、いくつかこのようなジュエリーを制作させていただいてきました。
今回は、お客様から「同じような気持ちの方もいらっしゃるかもしれないので、ぜひ」
と快諾していただいたためBlogへ掲載させていただきました。
このようなジュエリーを私共が制作させていただくことができ、誠に嬉しいです。
ご依頼誠にありがとうございました。
色んな思いがそれぞれあるんですよね・・・。
大切な思い、柚津れない思いというのは
きっとどこか先の方で繋がっているのではないか・・と思います。
ものづくりは、ただカタチだけつくっているわけではないですよね。
思いや考えを持って、ジュエリーなら身に着ける人のことも考えて、
時間をかけてつくっているため、どこかで何かが繋がっていくのかもしれませんね。
ジュエリーを通して誰かのお役にたてることができるのなら、
私共も嬉しいなと考えています。
コメントありがとうございます!
お会いした時には、何事もないような印象でしたが、
やっぱり、ご家族にしかわからない思いや気持ちがあると思います。
少しでも、何かの支えのようなものになれたらと願います。
コメントありがとうございます!
改めてこれからも「一所懸命」にそして、心に残るモノを作っていこうと思いました。
ただのモノ(物質)ではなくて、「想い」のこもったお守りのような、
心に寄り添うような作品をひとつでも多くつくっていけたらと思います。
昔の人たちが、ジュエリーに貴金属を選んだのは、
ただキラキラしているからとか希少価値があるからだけではなくて、
永く永く時間を越えていける耐久性があるからかもしれないなぁと、最近よく思います。
コメントありがとうございます!