2014年 04月 06日
六本木散歩

前回からの続きです。
今回の旅行の個人的な目的は、六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーで行われている、
『テート美術館の至宝・ラファエル前派展・英国ビクトリア朝絵画の夢』へ行くことでした。
特に観たかったのは、ジョン・エヴァレット・ミレイの『オフィーリア』です。

思っていたよりも画面のサイズは小さめでしたが、
細部まで本当に細かく描かれていて、とても素敵でした♪
個人的には、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの作品も観たかったです。

娘たちが小さいころから東京ミッドタウンへ連れて来たりしていたのですが、
毎回必ず遊ぶところがココ。

入らずにはいられない。。。

いまだに誰の作品か知らないのですが。。。ありがとうございます(笑)
つづく
私も六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーでラフアエル前派展を見てきましたので楽しくブログを拝見しました。
保守的で停滞気味のロイヤル・アカデミーに反乱を起こし、新しい精神で芸術を創造しようとした「ラフアエル前派」の画家たちの気持ちには共感しましたが。印象派、フォービズム、キュビズムのような明確な理論や絵画手法を持った芸術運動でなかったラファエル前派は、この画家の感性や市資質の違いから大きな芸術潮流には育ちませんでしたが、ミレイ、ロセッティ、バーン・ジョーンズの魅力ある作品群から、画家の独特の自意識や美の感性を楽しむことができました。
今回の美術展で漠然としていた「ラフアエル前派」の全体像が見えてきたように思い、個々の画家の魅力も含めて「ラフアエル前派」について私なりにまとめてみました。読んでいただけますようでしたら、ご感想、ご意見などどんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけると感謝します。
ラファエル以前の芸術にあったモノとは、そもそも何なのか?
というのを意識しながら展覧会をみたのですが、
desire sanのブログを楽しく拝見させていただき、やはり曖昧だったのかなと感じました。
以前から「オフィーリア」には興味があったのですが、
宮崎駿監督が「崖の上のポニョ」を制作する前に「オフィーリア」を観て、
「千と千尋の神隠し」で力を注いできた水の表現について、
改めて考えさせられたというようなエピソードを聞いたため、
自分自身の目でも「オフィーリア」を観てみたい思いました。
実際に目の前にしてみると、水の表現も素晴らしいと思いましたが、
それ以上に、緻密な植物の写実的描写に魅せられました。
「オフィーリア」の命が消えていくとともに身体が自然と一体になっていくという
この作品の強いコンセプトを感じた気がします。